仮想通貨を始めた

BitFlyerの口座を開設して、BTCを2,3千円分買って、直後にビックカメラでBTCを使って買い物をして、「日本でQRコード決済だ。サイバーだ」と思いつつ楽しんだ。しかし、後になって、この行為で大損をしたことに気が付いた。85円の午後の紅茶を買ったわけだが、ビットコインネットワーク手数料が40円近く使われていた。最初は、そんなもんかと思い、少額決済には向いていないから少額決済で使うのは避けたほうがよさそうだと思っていた。あとになってからBreadのヘルプを見たところ、少額の入金が複数行われた直後のウォレットからの出金は手数料が高額になるらしいことが判明した。実際、1週間以上経過した今、送金を行おうとしたら手数料は当時の半額くらいになっていた。

さて、仮想通貨を使うだけで満足していなくて、マイニングも始めてみた。

最初は、Ryzen 7 1700でXMRのマイニングを行っていた。80Wほどの消費電力(CPUだけではなくマザボその他も含む)で、1日100円ほどの収入になったと思う。電気代が60円弱なので、40円ほど儲かる。RyzenはMoneroのマイニング効率が良いことが知られていた。多分、ほかの仮想通貨だとCPUマイニングで利益が出る物はなかなかないと思う。あ、ZNYのマイニングを1,2日だけ試して、DOGEに変換して、やめたというのもあった。不思議なことに、これだと消費電力が100W以上になっていた。多分、利益が出ていない。

CPUマイニングの次は、GPUマイニングにも手を出した。GTX 960が差さっていたので、NiceHashでマイニングしてみた。1日50円未満の収入になる模様だった。しかし、消費電力は90W近く上昇(CPU、マザボその他の消費電力は除くGPUだけだと思われる消費電力)していた。1日60円以上かかる見込みで、赤字になる。試しにMSI AfterburnerでPower Limitを50%未満に絞ったら60W未満の消費電力上昇になって、40円ちょいの電気代で、ギリギリ利益が出るくらいになった。グラボが消耗することを考えたら、確実に、これは意味のない行為だが、楽しいのでやっている。ほとんど利益が出ないのではつまらないので、今度はPascal世代のGTX 1070をAmazonに発注してみた。入荷まで1か月以上かかる予定と表示されていたので、いつでもキャンセルして引き返せると思いながら発注した。そして、一晩寝て、起きてたら出荷時期が数日後になってしまい、商品ページは入荷済みと表示され、悩んでいるうちに出荷準備中になり、気が付いたら手元にハイエンドグラフィックボードが来てしまった。GTX 1070は消費電力を絞れば100Wで済み、従来の3倍の速度で採掘がされる。収益率は格段に良くなった。電気代を考えても1年くらいでグラボ代が回収できそうな感じだ。

1070を手に入れて、OCツールや定格周波数の表、グラボの入っていたパッケージを眺めていたら、妙なことに気が付いた。どう見ても動いているときの周波数が高すぎる。型番から推測するに、OCモデルを買ってしまったらしい。最安値で、まさかOCモデルが買えるとは思ってもいなかった。Power Limitを50%に絞ってもFounders Editionより周波数が高かった。FEのスペック見たら、補助電源コネクタが8pin 1つだし、自分の手元にあるのは8pin + 6pinなので、ここからでもOCモデルらしいことがわかる。

GeForceをNiceHashでマイニングに使う限りでは、Equihashをマイニングする時間が一番長そうな感じだったので、少しPower Limitをいじって、コア周波数を落としてみた。そしたら、周波数が落ちてもハッシュレートがほとんど変わらなかった。Equihashを採掘する限りではPower Limitは絞れるだけ絞ってしまって大丈夫そうだ。コア周波数は絞ってもハッシュレートに影響しないが、メモリ周波数は上げたほうがハッシュレートが上昇するらしい情報をみてみたが、これは未検証だ。メモリをOCするリスクがよくわからないので、試す勇気が出ない。高価なハイエンドグラフィックボードを買ってすぐ壊してしまったら、いったい何やっていたんだ…ってことになる。

相場が激しく変動しているみたいなので、今後どうなるかわからない。ZECを直接採掘したほうがよさそうな気がするが、NiceHashでもそれほど手数料がかからないどころか、ZECを採掘して取引所でBTCにするより良い逆転現象すら起きることがある。最初見たときはNiceHashだと20%近くピンハネされるように見えたが、レートの変動があるので、NiceHashの方が条件が良いこともありうるらしい。レートの変動は運次第なので諦めることにして、将来的にはNiceHashでは確実にかかる4%の外部ウォレットへの出金手数料を節約すべく、nanopoolに参加しようと思う。これだとpoolに1% feeを払うだけで済む。あとは、取引所の手数料次第だ。NiceHashよりマシだと思っているが、今後詳しく調べる必要がありそうだ。