前提としてMicrosoft 365 テナントのEntraでは条件付きアクセスで準拠したデバイス[デバイスは準拠としてマーク済みである必要があります]を要求している。
1年前にセットアップしたデバイスでは上記の条件付きアクセスが有効でも問題なく認証が通った。一方で最近セットアップしたデバイスではサインインのエラーコードが530003になってしまい、認証が通らない。TeamsやOutlookでは認証が通るが、SafariでOutlook on the webを開いたり、kintoneのようなEntra IDでSSOを行うアプリでは530003となってしまう。ユーザーにはIntuneポータルサイトアプリを開いてコンプライアンス状態を確認するように指示される。が、ポータルアプリでは「会社のリソースにアクセスできます」と表示されて特に問題はなさそうに見える。
さらに詳しく調査したところ、iOSの「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」>「Management Profile」を開くと1年前にセットアップした正常なデバイスではSCEPデバイスID証明書(2)と表示される。問題のある最近セットアップしたデバイスでは(2)がなく、証明書が1つしか登録されていない。正常なデバイスではSCEP Profile -が先頭にありUUIDが続く証明書が構成プロファイルに入っていた。発行者名はMS-Organization-Access.windows.netとなっていた。正常なデバイスではこのクライアント証明書で準拠したデバイスとして認証されているのではないかと思われる。最近セットアップしたデバイスにはこの証明書が存在しなかった。
IntuneでMicrosoft Enterprise SSO plug-inを有効にした構成プロファイルを配信した上で、SSOを行いたいアプリもこのプラグインの対象としたところ、正常に認証が行えるようになった。
新しく登録したデバイスではSSOを行えなくなった変更が行われた時期は不明だが、今後利用する上では上記の設定を有効にする必要があるようだ。










